2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

九月が永遠に続けば 作:沼田まほかる 感想

季節は冬になって、9月は過ぎた頃ですが、書店に立ち寄ると、人気No.1と書かれたPOPがあり、思わず手にとってしまいました。 この本、ゴミ出しに行って、忽然と消えた息子の文彦、いったいどこに行ってしまったのだろうか、幼馴染が、クラスメートが、そして…

ファミリーポートレイト 作:桜庭一樹 感想

マコとコマコ・・・親が子を愛する気持ち、子が親を慕う気持ち、ファミリーポートレイトという一見して、温かそうな響きのある言葉とは真逆の世界感がこの本にはありました。 ここには、何かから逃げる生活を繰り返しているマコとコマコの2人。コマコの歳を…