2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

宿命 作:東野圭吾 感想

先週に引続き、東野作品を読みました。やぁ〜飽きさせない面白さがギッシリ詰まっていてさすがですね、次々読みたくなります。この『宿命』、主人公は親子2代で刑事の勇作。UR電算という大企業の社長が殺されたことに端を発し、元社長の息子で同級生の晃彦と…

卒業 作:東野圭吾 感想

『雪月花之式』ってわかりますか?私は、はじめてこの本で知ったのですが、茶道のカードゲーム(札によるクジ引き)のようなもので、雪:茶を飲む人,月:菓子を食べる人,花:次の茶の準備をする人を毎回札を引いて決めていく。もちろん札には、表に松の絵、裏に…

夜行観覧車 作:湊かなえ 感想

どうしても『告白』の衝撃が頭に残っていて、湊作品に手が伸びてしまう。あのそら恐ろしいまでの人間の深層心理に迫った行動・人の心の表と裏にまた触れたくて・・・この本、舞台は丘の上の高級住宅街「ひばりヶ丘」、そこに住むご近所3家族の物語である。…

夏と花火と私の死体 作:乙 一 感想

屍鬼に続いて読んだこともあり、死んでしまった女の子が主人公に据えられていて語るのは特にびっくりもせず、普通に受け入れたのですが、この本、作者が16歳の時に書いたもの・・・というくだりを解説で見て唸ってしまいました。相当上手いですね!ジャンル…