2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

雨やどり 作:半村良 感想 

先週1/15、先日紹介した『悼む人』が直木賞を受賞しましたが、過去の直木賞で唯一SF作家として受賞したのが、この作者・この作品です。はじめて読んだのは、約10年位前で当時勤めていた会社が池袋から初台に引越した頃、となりの新宿に興味を持ち、いろいろ…

ばかもの 作:絲山秋子 感想

タイトルに惹かれ、帯にあった『本格恋愛小説』という言葉に昔の甘酸っぱさを期待し、読んでみました。主人公は、気ままに過ごす大学生のヒデ、世の中を知りつくした風で年上の額子。この2人の自由奔放な生活ぶりからはじまります。しかし、それらも長くは…

明日への道を切り開くために

今日は成人の日、思い起こせば4半世紀前、たしか粉雪舞う極寒の中、懐かしい顔と久々に再会して記念写真を撮ったり、小学生の頃の懐かしい話しをしていたと思う。その頃に想いを馳せると、来賓の方がどんな話しをしてどう感じたのか、いまではこれっぽっち…

風花 作:川上弘美 感想

昨年末、TBS「王様のブランチ」のブックナビコーナーで大賞をとった作品なので、どんな作品なのかと手にとってみました。非常に読みやすく、昨日の東京→大阪と本日の西明石→東京の新幹線での移動時間中に読めちゃいました。主人公の『のゆり』は、"ホワン"と…

謹賀新年 2009 牛

← 家の窓から見た空 すごく穏かな年明けです。元旦の昨日は、『さあ、メールチェックするか』と思ったら朝一からPCのファンが唸って、故障か?と思いつつ、カバーを開けて掃除するハメになりました。日頃の行いがいいのか悪いのか、掃除機の音で家族には大…