2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

6月6日生まれの天使 作:愛川晶 感想

6月6日(正確には漢数字表現の六月六日)とのタイトルを見て「ダミアンって悪魔だよな、それがどうして天使なんだろう」と、本のタイトルに魅かれて読んでみました。この本、章毎に前後する時間の変化は、読み手にある種の錯覚と疑問を抱かせます。さらに、…

思考の整理学 作:外山滋比古 感想

「この本を読んでいないなんて、人生の半分は損している。」書店で、そんな帯を目にして、手にしてみました。結果、読み終えて人生の半分を損しいてたかというと、そんな気は全くしませんでしたが、学んだ点が4点ありました、ご紹介します。 ●外国のことわ…

感応連鎖 作:朝倉かすみ 感想

札幌の名門女子高を舞台に生徒3人とその担任の妻、すなわち4人の女性についてのその感性や行動が描かれているこの本は、読んでいると女性の深層真意にある嫉妬やねたみからくる悪意、自己中心的な考えの畏怖で、背筋を凍らせるようにひしひしと嫌な気持ち…