判定に抗議?! 銅メダル剥奪

どの選手も幾多の苦難を乗り越えて五輪の舞台に立っている。だから、全員にメダルをあげたいくらいといった気持ちでTV観戦している。そんな選手たちだからこそ、メダルを獲れて歓喜するのは当たり前と思っていたのだが、男子グレコローマン84キロ級で銅メダルを獲得したスウェーデンのアラ・アブラハミアン選手は違っていた。メダルを投げつけ、マットに残したまま去ってしまった。
・・・準決勝の判定への抗議のため・・・
IOC規律委員会は、フェアプレーの精神に反するとして同選手の失格と銅メダルの剥奪を決定した。全世界の選手が、いろいろな思いでプレーしている。判定に問題があってはならないことで、審判する側も神経をすり減らしギリギリでやっていると思う。柔道の谷亮子だって結果を受け止めたではないか・・・アスリートにゴリ押しするくらいの負けん気は必要とは思うが、その結果、メダル剥奪では、この選手に負けて想いを託した各国の代表たちや、スウェーデンのほかの選手たちはどう思うだろうか・・・やっと戦争も休戦となったのに・・・抗議は抗議で、きちんとすべきだからあとからやればいい・・・でも結果は結果で受け止めるべきと考えるのは、私だけだろうか?

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