悩む力 作:姜尚中(カン サンジュン) 感想

最近売れている・・・とのことで、読んだ一冊です。正直、『新書』を読むのは不得意で、書いてあることのレベルの深さに追随できず、なかなか理解できなくてもがくパターンが多かったのですが、この『悩む力』は、夏目漱石マックス・ウェーバーの著書についての解説記述が多く、理解できずに悩むことは無くてよかった反面、何を言いたいのだろうか?姜さんの隠れたメッセージは何?と探しっぱなしで、不完全燃焼といった感じです。200ページ弱の一冊から得たことは、物事について『悩んで悩み抜いて、中途半端にせず突き抜けろ!そこに何らかの解答がある。』妥協はダメ、行きつくところまで考えろ、考えるところにウツは無い、そんなメッセージが100年前の夏目漱石マックス・ウェーバーの著書や生き様にあったようです。言葉は平易で読めるのですが、いまいちしっくりきていません。探せなかった答えを求め、漱石の「門」「心」など読み直してから、もう一度この本に戻ってきたいと思います。
それにしても、姜さんがハーレー乗りとなった姿、カッコいいでしょうね。そんなチョイワル親父に成りたいですね。