人はその気にさせて動くもの

大きな組織・小さな組織、その形態にはさまざまありますが、数万人規模〜数十人規模の会社におけるサラリーマン管理職の経験から、つたないですが「組織運営」を改めて見てみると、どのシーンでも必要だったことは『人(部下)をその気にさせる』ことでした。その気にさせることで、指示待ち人間から考える人間に変貌します。でも、一朝一夕に人をその気にさせることはできません、思うように行かず指示しすぎて失敗したことも多々ありました。大きな指示・指針の確認、それだけで答えや進め方を部下が考えて相談に来るまで待つ、そのくらいの懐の深さ(我慢)が肝要です。自分を理解してもらい信頼を勝ち得る、相手を信用して仕事を任せる、きちんと報連相させる、そして強く暖かく見守る、これらは仕事の基本ですがこの繰り返しと会社から一歩出た場でのコミュニケーション(それで体重が重くなったのかな?)を重ね、じっと相手の話しも聞いた上で導く・・・なんてことの社内外両輪の繰り返しが、人にその気を植えつけると思います。だからまずは、想いの芽のある要のメンバーを選び、今から少しずつ育成すると行った気構えが大切です。ゆくゆくは、ボスのやり方+育成した部下の自分流で、そのメンバーが小集団を同じ様に作っていく・・・時間がかかるかもしれませんが、強い組織作りには、我慢とある意味、お互いを納得させる冷酷さも必要です。人に余裕があれば、静と動・怒と暖といった相反する役割を作っていくことも価値ありです。
強い組織=活性化している組織は、メリハリが利いていて構成メンバーが目的に向かって懸命に仕事をする・・・きらきら輝いています。そんな組織は最強という称号がふさわしい位にグングン伸び、加えて、ピンチに強いです。行き過ぎはいけませんが、アイコンタクトで自分の意思が組織に通じる(打合せイラズ)ということを実現するには、日頃からのビジネスにおける習慣のつけ方・その気にさせ方だと思っています。是非、早晩そうなりたいと踏ん張り続けるこの頃です。