最後のパレード 作:中村克 感想

東京ディズニーランド内で起こった心温まるエピソードが数々書かれた本ですが、あまりの感動秘話に泣けて泣けて・・・読み進めるうちに、パーク内のキャストに嫉妬し、また、ゲストを気遣う心(お客様を大事に思う心)の大きさに脱帽です。
文中で印象に残った2つの言葉を紹介します。
1つ目は、『誰の手柄なのかは関係ありません。仕事に対する志の高さがキャストを動かしているのです。』・・・助けることが最優先、すべてのゲストがVIPだとウォルトデズニーの教育を受け、ゲストの「幸福の創造」を大義名聞に行動するからこそ生まれる”心ののりしろ”です。
2つ目は、『伝えると、伝わったのはまったく違うものです。伝えるだけではなんの意味もありません。』・・・まさに、人とのコミュニケーションの原点であり、当たり前のことです。しかし、私たちはちゃんとできていると胸を張って言えますか?しっかり伝わったことを確認できていますか?世の中の急速な変化の中で、初心を忘れがちになってしまい、昔しできていたことにあぐらをかいている姿がそこに見えませんか?
参りました降参です、良質のサービスがあり、その内容に自信があるからこそ「はーと(心の)ディスク」に記憶されるようなエピソードが生まれるんですね。なんだか、キャストの心に触れに、ディズニーランドへ出かけたくなりました!!!