思考の整理学 作:外山滋比古 感想

「この本を読んでいないなんて、人生の半分は損している。」書店で、そんな帯を目にして、手にしてみました。結果、読み終えて人生の半分を損しいてたかというと、そんな気は全くしませんでしたが、学んだ点が4点ありました、ご紹介します。

外国のことわざ「見つめるナベは煮えない」
 たびたびナベを見ても煮えないもの、しばらくは放っておくことが大切。
セレンディピティ
 18世紀英国のセイロン三王子が、狙っているものは一向に探せないのに、探している過程で、思いもしない予期しないものを見つけてしまう。そんなところから派生した言葉で、行きがけの駄賃のように生まれる発明のこと。(例)潜水艦の機関音をとらえる音波探知機の研究から見つけた『イルカの交信』
三上「馬上・枕上・厠上」
 良い考えの生まれやすい状況は、常識的に見てやや意外なところ。馬上(電車/車の中)・枕上(寝ながら/朝飯前)・厠上(トイレの中)など
メタノート
 アイディアや考えは、見開き1ページにまとめる。また、その考えは、一度書いたら熟成するよう放置し、忘れたころに見直す。そのとき、イイと思えるものは、本物。

すぐにでも実行します。また、いまの学生をとらえてグライダー、世の中を渡りあえる人すなわち飛行機になる必要ありとうたったり、堅そうなタイトルの本ですが、楽しめました。