進め方をつかさどるWBS

死守すべきマスタースケジュールができたら、次に作業フェーズ毎の進め方や手順をあらわすWBS(Work Breakdown Structure)を作成しよう。WBS作成における注意点は以下です。

  1. より具体的に作業をあらわすこと。
  2. 作業順を意識して表記すること。
  3. 作業の進捗を図るメジャーとして全体数(母数基準)を明示にする。
  4. 合わせて、完了基準を明確化する。
  5. 進捗集約日、報告日を加味して、予定を明確化する。

ドラフトができたら、有識者を交えたレビューを行い、内容を精査します。はじめは、間違っているものです。大切なのは、作業内容を順番とともに想定することです。これによりイメージトレーニングになり、どんな複雑なタスクでも紐解くための切口を見出すことができるようになります。(じっとがまんです。)よく論議のもととなるのは、作業そのものの文言等ではなく、進捗を表すための母数を何にするかといったことです。仕様書作成であれば、機能数だったり、仕様書の枚数だったり、画面・帳票数など、さまざまです。レビューする人も含めて、納得できる母数を採用しましょう。のちの進捗管理につながるように・・・。