串焼きうずらの卵

香ばしい匂いに誘われて、フラリと入った焼き鳥屋で、店主と見えるオヤジの勧めで注文した串焼きの『うずらの卵』。1本の串に4コ刺さったそれは、真っ黒。焼きすぎだよと思ってよくよく見てみると、ゆで卵の白身のしろに強い焼き色を想像していたが、そうではなく、うずらの卵そのまま(殻のついたまま)生で刺して串焼きにしていて、殻が黒く炭化している・・・。「食べるとき、暑いから気をつけてね、付け塩してそのままね。」と促される、ということは『殻のまま食べる』ということで、生れて40数年、初めて卵(うずらですが)を殻付きで食べた。味の方はというと、まずくはないが、慣れないせいか、ゆで卵にたまたま取損じて残ってしまった殻を食べて口の中がジャリっとすることがあるが、それを意図的に引き起こしたようで、偶然で無い分、ジャリジャリが長〜く続いて、歯に残る後味が不快って感じだ。(ストレートに言って、卵の味はするが、砂を噛んでいるような後味は好きくない。)
ゆでたうずらの卵を焼いた串焼きが当たり前と思っていたが、殻付きもあるんだとはじめて認識した。次からは、『殻』のあるなしを確かめて、注文したいなと心に刻み込みました。(殻ファンの方、すみません。)ちなみに4人で1本ずつ食べましたが、みんな不思議な顔をしながら食べてました。・・・1人は最後の一つ、殻を剥いて食べてました・・・何事も経験ですね。