霧のソレア 作:緒川怜 感想

無数の陰謀が重なる・・・そこには思いもしない結末が待ってた。
この本、フォックスの「24」に似た匂いがする。どこに真実があるのか、狙いはなんなのか、燃料切れの時間が刻々と迫っている、そこまでしないといけないのか・・・人の命、ロサンゼルス発の日本トランス・パシフィック航空73便に乗り合わせた280余名、その運命は・・・
もし、この飛行機に自分が搭乗していたら・・・頭に浮かぶのはあのJAL御巣鷹の事故・・・最悪の事態を想定しつつ、機内でできることは、911事件のユナイテッド機の乗客のように、家族に電話することだけだろうか、はたまた神に祈ることだけだろうか・・・
事故→人為トラブル→巨大権力を使った妨害→自然の脅威、次からつぎへと襲いかかるトラブルにパイロットは、毅然と立ち向かう・・・こんなことって、絶対「24」だ、ジャックが出てきてもおかしくないって!!!
ドキドキしながらページを捲るって最高です。これは、本でしか体験できない、読み手の特権です。