インシテミル 作:米澤穂信 感想

サブタイトルが『7日間のデス・ゲーム』、藤原竜也綾瀬はるか他出演で、映画化されており、10月16日から全国ロードショーということで、ミーハーですが、子供と順番に読んで見ました。中学生の娘は、「すごく面白い!」ということで、作者の米澤さんの他作品を漁りに本屋に出かけてました・・・。
この本、あのアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』同様のクローズドサークルもので、『そして誰も・・・』の舞台が島なのに対し、暗鬼館という地下の窓のない館の中でおこるデス・ゲームものです。印象的なのは、バイト料が時給1,120百円と超高額で、7日間過ごしその間、行動観察されるだけで、112000円×24時間×7日=18,816,000円にもなり、しかも、さまざまなボーナスが加わると、その額に倍々の累積が・・・ともかく、バイト料を超越したバイトなんです。そんな、すごいバイトなのに参加者募集がバイト週刊誌だったこと、いかにも現代的です。さらに、場面描写が緻密で分かりやすく、頭の中に情景が浮かびやすかったです。
遊びに使う車が欲しくて応募した「結城」の運命は、そして、美と気品を備え持つ謎の女性「須和名」は生き残れるのか・・・ネタバラシはしません。オ・タ・ノ・シ・ミ・ニ・・・
PS:今週、ラッキーエビスをいただきました、ありがとうございます。あこがれのラッキーエビス!!!超嬉しくて、飲めません!!!