東京タワー 作:リリー・フランキー 感想

ここ一ヶ月いろいろなことが起きすぎました。爪あとは深く、これからも復活への道のりは長く続きます。人は今日と明日が違うように、一歩一歩進むことができます。明るい未来はすごそこにあり、手繰り寄せるのは、私たちです。そのためには、今みんなが力を合わせることが必要です。共に進みましょう明日を目指して・・・
私は、辛く厳しいとき、心の栄養を求めて読む本がいくつかあります。この本『東京タワー』はそのひとつで、いつも素朴で真っ直ぐなエネルギーを私にくれます。オカンの子を思う気持ち、親となった今、痛いほどわかります。オトンの破天荒ぶり、年老いて真逆に変ります。そしてボク、いつもオカンに守られていたボク、やんちゃもたくさんして、いつもオカンに守ってもらっていました。東京でオカンと一緒に住むことで、すこしづつ心が和んでいきます。夕日に染まる東京タワーは、病院の窓からでも美しく映えていたかもしれませんが、そこに家族があったからこそ、東京タワーの色が心に染みました。オカンを想う気持ち・・・世の中のすべての子供はみんな同じです。子のことを想わない親もいません。言葉はこれ以上必要ないと思います、家族の原点がここにあるんです。頑張りましょう!